名もなきトリマーの名古屋ペットサロンBLOG

犬に優しい小さなトリミングサロンをつくるまでの徒然

ペットサロンで行っている、犬のシャンプーからカットまでの流れ

今日はうちのトイプードルをシャンプーしたので、ついでに記事にしてみようと写真をとりました。お店によって細かい作業は異なりますが、一般的な流れを解説していきます。

ちなみにうちは一階部分をトリミング用に改装しています。今は1人でほそぼそとやっていますが、テナントを借りて従業員を雇ってペットサロンを経営するのも面白そうだなと最近よく考えます。外観、内装は北欧系デザインにして犬の被毛、皮膚を重視したコンセプトにしたい!

犬のグルーミングに使う主な道具
  • スリッカーブラシ
  • ピンブラシ
  • コーム
  • カンシ
  • コットン
  • 爪切り
  • 爪やすり
  • 止血剤
  • コットン
  • シャンプー、リンス
  • イヤーローション
必要な設備
  • ドッグバス
  • ドライヤー
  • トリミングテーブル

今日使った道具はこんな感じです。

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自分の犬なので、必要最小限です。

左から爪切り、鋏、スリッカー、爪ヤスリ。
下段がミニバリカン、コーム。

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本日のモデル犬。とても嫌そうですw 年齢は7歳です、人間でいえばアラフォーといったところ。

犬のシャンプーの頻度ですが、1ヶ月に1回ペットサロンに連れて行くのが理想だと思います。1ヶ月ならそこまで酷い毛玉も出来ないし、汚れも短時間で落とせるので犬への負担も軽減できるからです。

プードルを飼うと毎日ブラッシングが必要かと思っている人もいると思いますが、カット後3週間程度なら放っておいてもそんなに毛はもつれません。1ヶ月もすると毛先が傷んでもつれやすくなってくるので、ブラッシングしてもすぐにもつれてしまうという状態になります。

この子は前回のシャンプーから約3週間経っていますが一度もブラッシングしていません。^_^;

爪切り

まずは爪切りから

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この伸びてしまった爪を

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爪切りでバツンバツンと切っていきます。犬の爪はやっぱりこのギロチン型が使いやすいですね。これは廣田工具製作所のZANです。切れ味もよく頑丈なギロチン型爪切り。トリマーの愛用品ですね。ライフの爪切りを使っている人もいます。

爪を切ったらヤスリで削って角を丸めてあげます。角を丸めておかないと、身体を傷つけたり、クッションを掘った時にはボロボロにされてしまいます。

耳掃除

次は耳掃除で、カンシとコットン。イヤーローションを使います。YouTubeで分かりやすいものがあったので掲載します。

トリミングスクールで教わる場合も、グルーミング本もこのやり方です。このように耳掃除を行います。この流れが基本として覚えておいて間違いありません。

で、うちのワンコの耳はというと

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耳毛がボーボーです!抜いていないから!

画像の通り耳毛はボーボーですが、キレイなピンク色の耳ですよね。7歳ですが耳の病気にはなったことがありません。飼っているもう一匹はもっとボーボーですが耳はピンク色です。つまり、耳毛が原因で外耳炎にはならないんです。

表面を見ても全然汚れていないと思いますが、健康な耳はそれほど汚れません。

なのでうちの犬はシャンプー中にイヤーローションで耳をクチュクチュ洗浄する程度。目立った汚れがない限り綿棒で拭いたりもしません。触らないでも綺麗なら下手に触らないという方針です。動画のような基本的な耳掃除の流れを無視です!

もちろん、お客さんの犬の耳を掃除する時は汚れを残すわけにはいけないので、当然カンシとコットンを使って綺麗にします。

ただ健康な耳は汚れないと言いましたが、この子は3週間なのでまだ綺麗で、2ヶ月放置したらやはり耳垢で汚れると思います。

犬の耳毛は抜く?抜かない?

今回はさすがに耳毛ボーボーだったので、ほんの少しだけ抜きました。ひとつまみぐらい?後は鋏でカット。

顔周りのカットをする場合、耳の内側がボーボーだと、耳が浮いてしまうなど収まりが悪くなるので、抜かないにしても切ります。

トリマーによってはツルッツルに抜く場合や、耳毛が残っていると納得できないという飼い主さんもいると思います。僕はお客さんから要望があれば綺麗に抜きますが、基本的にはボーボーだったら少し抜く程度にしています。残りはバリカンか鋏で刈ります。

耳毛を抜くと、「抜いた毛穴が炎症を起こしてしまう可能性」「犬が耳を気にして掻きむしる可能性」があります。どちらも外耳炎に繋がるリスクがあります。犬も抜かれるのは嫌がります。

と、考えると耳毛を抜くのは外耳炎防止として適した方法なの?と思いますよね。

ツルツルにしないと通気性が悪くて外耳炎になるなら、うちのワンコ達は外耳炎です。

自分の考えと経験からは「無理に抜かなくても良いんじゃない?」となっていますが人それぞれの考えもあるので、あまり強く言えないですね。

バリカン作業

続いてバリカン作業。身体の毛やお腹、足裏の毛を刈っていきます。シャンプー後でもよいのですが、面倒だし自分の犬なので先に刈ってしまいます。

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結構伸びてました。。。

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ミニバリカンで刈っていきます。

ブラッシング

シャンプーに入る前にブラッシングします。

もつれが残ったまま洗うと毛玉になったり、また抜け毛が残っているとシャンプー中に抜け毛だらけになるので、シャンプー前のブラッシングは大切ですね。

シャンプー&リンス

ブラッシングが終わったらいよいよシャンプーです。

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今日使ったシャンプーは【MI FIDO】ミフィードのシャンプー。グリーンクレイ(海泥)を使ったオーガニックハーブのシャンプーです。

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スライムぽくてエグい感じですが、使い心地も”泥”って感じですね。

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泡立ちはオーガニック系らしい、細かいしっとりとした泡立ちです。油分量を抑えた配合になっているので、ふわふわにしたいプードルにオススメですよ。香りも天然アロマの優しい香り。

ブロー

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洗い終わって、テンションがMAX下がっているご様子。

ここからはスリッカーとコームを使ってブローをしていく作業です。綺麗に乾かさないとカット時に毛が揃わないので、ブローは本当に重要。

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ブローが終わってご機嫌ナナメなご様子です。睨んでます。

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手足もフワフワです。使うシャンプーによって仕上がりも変わるのが面白いです。

カット

最後にカットで仕上げです。

爪切り、耳掃除、バリカン、ブラッシング、シャンプー&リンス、ブローとカットに入るまでに多くの工程がありますが、実はカットに入るまでの作業が大変で最後の仕上げは気持ち的にも体力的にも解放される感じ。

これまでの工程がしっかり出来ているとカットはとても楽。「ブラッシング、洗い、ブロー」どれかがうまくいかなければカットではどうすることも出来ません。

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と、いった流れでカットまで完成~。終わったよ~と言うとフゥとため息をつきたそうな様子。

身体は冬に向けてフワフワにしたいので、今回はいじっていません。カット後はどうしても可愛がってしまうので、もう一匹がヤキモチを焼きます。

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横からだとこんな感じ。小さ目のアフロスタイルですね。

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上からだとこんな感じ。正面からだと分かりづらいのですが、目の周りは結構スッキリしています。2,3日すると毛が落ち着いて一回り小顔になると思います。

まとめ

トリマーが行っている作業の基本的な流れを解説してきました。

自分の犬なので大人しく簡単に出来ていますが、実際は噛み付いたり、暴れるのは日常茶飯事でトリマーは毎日格闘していますw

もしも、自宅でシャンプーや爪切りをしようと考えているなら、普段から「足先、尻尾、鼻先、耳先」など犬が嫌がる部分を優しく触って慣らせておくと良いです。

愛犬のグルーミングをする時は嫌がるというのが一番の問題で、大人しければ簡単ですよね。

これは普段から慣らせておくというのが大切で、普段触っていないのに爪切りの時だけ触る→嫌がる→無理くり爪切る→嫌なトラウマ→数週間後に爪切る→トラウマ思い出す、、とまさに悪循環。日頃の接し方は本当に大切です。

プードルのカットを注文する時

プードルのカットを注文する時のポイントとしては、

  1. 自分がやってほしいカットのイメージを明確にする。
  2. イメージに合ったカット写真を見つける。
  3. イメージに合った長さや毛量があるかどうかチェックする。
  4. 目、鼻、耳の位置がイメージと合っているかどうかチェック。
  5. イメージのカット写真をペットサロンに持っていく。

一番重要なのは毛量と長さで、次にお客さんの理想犬と愛犬が同じような顔立ちかどうか。

例えば、今回のうちの子は毛量がないのでコレ以上の大きい頭にすると真ん中でパックリ割れてしまいます。毛も柔らかいのでモッコモコのスタイルには出来ません。

自分のイメージと愛犬のどこが違うのか?という事を考えてみると、ペットサロンへの注文もやりやすいと思いますよ。

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